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日本人の年齢
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投資の視点
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日本人の平均寿命が伸びたとかの話題とか、老齢人口が増えたとかの話題が多くなっていますが、寿命でなくて平均年齢は何才だろうと考えて調べたら、下ののグラフの結果がでました。 |
大正時代から昭和30年代までの50年くらいは、日本人の平均年齢は26〜28才で変りませんでした。
しかし、昭和30年以降、日本人の平均年齢は急速に上がっていきました。甚だしいのはバブル期以降です。5年経過する毎に2才ずつ平均年齢は上昇し、今では40才を超えています。
この理由としては医療の進歩や少子化が考えられます。平均寿命が上昇したこともあります。 |
平均年齢が40才という日本は、実は世界一平均年齢が高い国になっているのです。
スエーデンとかイタリアとかは老人人口が多いので、平均年齢も高いのだろうと思っていたら、日本よりも若いのです。アメリカは日本よりも4才若い36才、中国は12才も若い28才でした。
何故こんな話題を持ち出したかといえば、こうした日本人の平均年齢の急速な高齢化が日本経済に大きな影響を与えていると考えるからです。
戦後の日本が焦土から急成長を果たしたのにも、若さが大きな役割を果たしたと思うのです。邱永漢氏はお金としあわせの組み合わせのなかでこう述べています。
向こう見ずとか無鉄砲は若さの特権みたいなものである。若い時は、元気が良い。失敗を恐れない。何事についても経験が無いけれども、経験のないぶんを努力と創意工夫で補おうとする。過去の経験に頼らないで、創意工夫した結果が過去と違う新しい実績を生み出す。
ところが、歳月が経つと、かつて向こう見ずで、恐いもの知らずだった若者が年を取る。年をとるという事は年齢を重ねたぶんだけ経験を積むということだから、経験は豊富になるが、そのぶんだけ行動が慎重になる。うっかりすると、経験に縛られて身動きが出来なくなってしまう。
日本人全体が年をとってしまい、失敗を恐れずに向こう見ずな冒険をしなくなってしまったことが、現在の不況の要因の1つになっているのではないでしょうか。 |
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