統計学では、サンプルデータの多い乙の碁石入れ(30枚の碁石を取り出すと、そのうちの20枚が黒でした)のほうが、サンプル数の少ない甲よりも、黒の碁石のほうがく入つている可能性が高いのです。
確かに甲の碁石入れでは、黒の確率が80%でしたが、少ないサンプル結果では偶然的に偏った結果がでてしまうことも良くあります。
しかし、実験するサンプルが多くなるにつれ、全体の状況を示す割合が高まって行くのです。
私たちは、しばしば非常に少ないサンプルに基づいて決断しています。より多くのデータを無視すし、ほんの少しのサンプルだけを手がかりに甲の碁石入れをを選ぶがちです。
投資家は、数年はおろか、往々にしてほんの数カ月というような短期間のデータを見て、自分の投資戦略を喜んで投げ出してしまいがちだです。
短期間の結果に基づいて理不尽な決断をするというのは、どうも人間的な行動パターンにはありがちなのです。
あなたが、投資対象を探そうとする場合、一年や二年といった過去の好成績に目を奪われてはいけません。長期間の実績を見るときでさえ、一年毎の結果に目を配る必要があります。
|