(サ) |
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債券ファンド |
bond fund
分散型ポートフォリオのなかに債券を専門に組み入れて運用している債券型ミューチュアルファンド。
たいていの債券ファンドは毎月分配型だが、この分配金は再投資しても、受け取ってもいいことになっている。債券ファンドの満期は短いもので1年、長いものだと30年になるものもある(訳者注:無期限のものも多い)。
ファンドの欠点は、債券そのものではないこと。確定利回りではないし、いずれ償還して元金を返済するという契約上の義務もない。
つまり、債券の重要な特徴が2つともないのである。とはいえ、国債、社債、地方債を組み入れたさまざまな種類の債券ファンドがいろいろある。特に社債の場合、ポラティリティ(価格変動リスク)が大きいため、個別に債券を買う。 |
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最終利回り
(YTM) |
yield to maturity
債券の直接利回り(直利)と似ているようだが、最終利回り(終利)には償還差益あるいは償還差損も考慮されている。例えば、1000円額面の債券を900円で購入した場合、償還時には100円儲かることになる。一方、1000円額面の債券を1090円で購入した場合は、償還時に90円損することになる。
最終利回りは、額面よりも上(オーバーパー)あるいは下(アンダーパー)で取引されている償還期限の異なる債券同士を比較するのに最適な尺度となる。 |
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裁定 |
特性が非常に近い資産が複数あり、かつ価格が異なるときに、
割安な資産を購入し、同時に割高な資産を売却することで、市場全体の変動を受けることなく、割安な資産と割高な資産の価格差を利益として得ることを目的とする取引
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裁定取引
(アービトラージ/サヤ取り) |
arbitrage
2市場において異なる価格で取引されている証券を同時に売り買いすること。
つまり、価格差を利用して、一方の市場で買うと同時に、もう一方の市場で売って、利ザヤを稼ぐこと。ただし通常は、価格差はごくわずかなので、多大な利益を確定しようと思えば、大量に売買する必要がある。 |
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最低預入金額 |
当該商品に預けるのに必要な最低金額のこと。 |
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サウス・シー・
バブル |
南海泡沫事件ともいう。1720年イギリスのサウス・シー会社の株式に対して発生したバブル。
同社による政府債務(国債)の全額引受けをきっかけとして、その株式に対する激しい投機が起こり、株価が急騰した。同年1月に約128ポンドであった株価は、夏には約1000ポンドにまで上昇した。
サウス・シー会杜の成功は非常に多くの模倣者・便乗者を生み出した。政府は1720牢7月にこれら多数の模倣者を禁止する法律(バブル法)を制定し、サウス・シー会杜の投機独占を確保しようとした。しかしながら皮肉なことに、この法律によって引き起こされた泡沫会社の株価暴落がサウス・シー会社の株式に飛び火したこと。
およびサウス・シー会社幹部による株式売却の噂が市場に流れたことによってこのバブルも崩壊した。 |
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サプライズ |
それまでの投資家が抱いてきた期待とは異なる思いもかけない情報が発せられること。
またはその情報.収益モメンタム業績が上がった会社の業績または価格は上がりやすく、業績が下がった会社の業績または価格は下がりやすい傾向のこと。 |
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(シ) |
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塩漬け |
保有している株式が買値より大幅に下落し、売却した場合損失が大きくなるため、売れに売れない状態のこと。 |
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時価総額 |
market capitalization
企業あるいはその株式の市場価値の総額。時価総額X発行済み株数。 |
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自己責任原則 |
投資家は、さまざまな情報に基づいて自らの責任において投資判断を行い、債務不履行リスクや信用リスクなど許容できるリスクを考慮し、投資した結果期待に反し損失をこうむった場合、投資家自身で負担しなければならないという原則。
証券市場の規制緩和に伴い、この原則の徹底が求められるようになりました。 |
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自社株買い |
企業が自社の株式を買い付け償却すること。発行済み株式数を減らすことで(株主資本の圧縮)、EPS(一株当たりの利益)
やROE(株主資本利益率)を改善できる。 |
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社会心理学 |
個人や集団行動を社会的な刺激場面(環境)と関連させて解明しようとする心理学の領域一個人の心理過程対人過程、集団内行動等を考察の対象とする。 |
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ジャンクポンド |
junk bond
信用度がきわめて低い債券。レーティング的には、スタンダード&プアーズ(S&P)でBBB、ムーディーズ・インベスターズ・サービスでBaaを下回る債券で、投資適格債に比べ、デフォルト(債務不履行)の可能性が非常に高いため、「ジャンク」(=くず、がらくた)と見なされている。
ジャンクボンドの発行体は、創業からそれほど年数の経過していない中小企業か、信用度に問題のある企業である場合が多く、こうした付加的なリスクの代償として、投資適格債よりも利回りを高くして発行される。
しかし最近では、ジャンクボンドの人気が上昇し、デフォルト率が低下しているため、利回りも下がり気味になっている。「ハイイールド債」(高利回り債)ともいう。 |
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新規株式公開
(IPO) |
Initial Public Offering
非公開会社が、その発行済み株式の全部または大部分を不特定多数の投資家に売却すること。 |
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信託報酬 |
Trust fee
投資信託は、販売会社(証券会社ほか)、運用会社(投信会社)、管理会社(信託銀行)の三者が役割を分担し運営しており、それに対し支払うコスト(報酬)。 |
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信用格付け |
credit rating
政府機関や企業の信用利用の記録や債務履行能力などを正式に評価したもの。
スタンダード&プアーズの債券格付けでは、AAA(トリプルA)が最上級で、これは元利払い能力がきわめて高いことを示している。AA(ダブルA)の債券はそれより1段下で、その下はA(シングルA)、その下はBBB(トリプルB)……と続く(ムーディーズ・インベスターズ・サービスも同じような格付け体系になっていて、最上級はAaaとなっている)。
信用度の差異をさらに細分化して、上記の格付けに十(プラス)、あるいは−(マイナス)記号が付加される場合もある(訳注:ムーディーズでは1〜3の数字が付加される)。
BBBとそれ以上の格付けの債券を「投資適格債」といい、数多くの年金基金をはじめとする一定の投資家は、投資適格債だけを購入するよう制限を設けている。BB、B、CCC、CC、Cの債券は投機的とみなされ、ハイイールド債(高利回り債)。
あるいはジャンクボンド(投資不適格債)といわれ、利回りは高いが、デフォルト(債務不履行)の危険性もかなり高い。Dの債券はデフォルト状態か、破産申請中を意味する。 |
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信用リスク |
Credit risk
企業や金融機関などが倒産するリスクのこと。 |
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(ス) |
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スクリーニング |
Screening
審査、選抜、ふるいにかけること。株式投資においては銘柄選択を意味する。 |
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ストックオプション |
Stock option
企業の役員や従業員などがあらかじめ決められた価格で自社株を買うことができる権利のこと。 |
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スピンオフ |
spin-off
企業分割の一種で、子会杜あるいは事業部門が独立した会社になること。従来型のスピンオフでは新会社の株は親会杜の株主に分配される。
また、子会杜あるいは事業部門の経営陣によるレバレッジドバイアウト(LBO)によってスピンオフが成立することもある |
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(セ) |
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成長株投資
(グロース投資) |
growth investing
利益成長率が今期のみならず、将来的にも市場平均を超えるような企業を物色する投資スタイル。
信条は、値段にかかわらず、並外れた成長力を有する株を買い付けること。このため、成長株には、利益成長率よかなり高いものの、配当利回りが非常に低い傾向がある。
市場での評価が高く、高PBR(株価純資産倍率)、高PER(株価収益率)、で取引されているのが普通。株価が高く、配当利回りが低いため、割安株に比べて、下値リスクが大きく、ボラティリティ(価格変動リスク)が高い。
特に金利上昇局面には弱く、急成長に水を差されることもある。「バリュー投資」の項も参照のこと。 |
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成長株ファンド
(グロース型ファンド) |
growth fund
その名のとおり、このタイプのファンドは、市場において最も急成長している企業を物色する傾向がある。
グロース型のファンドマネジャーは、より大きなリスクをとって、こうした株を、プレミアムを払ってでも買い付けていく。市場平均よりも利益成長力の大きい企業あるいは値上がり益の大きい企業の株でポートフォリオを組み立てていく。
一般に、成長株ファンドは普通のファンドに比べると、ハイリスク・ハイリターン型となっている。つまり、下げ相場では市場全体よりも下げがきつくなる傾向がある。 |
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セリング・
クライマックス |
相場の下落が続く中でヒステリックな売りによって短期問で起こる,最後の駄目押し的な急落相場のこと。
後から振り返って、その後に大きな上昇があると、その直前がセリング・クライマックスであったといわれる。相場の下落が続く中での大底をつけるような売りのこと。この逆がバイイング・クライマックス。 |
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(ソ) |
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ソブリン債 |
Sovereign bond
各国政府や政府機関が発行する債券の総称。 |
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損切り(ロス・カット) |
保有資産を損失が出る状態で売却すること。逆に利益が出る状態で売却することを利食いという。 |
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