(ハ) |
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配当 |
dividend
企業の純利益の一部を株主に対して投資の見返りとして支払うもの。
配当の第一の利点は、いったん支払われれば、株価が下落していても、銀行預金のような安全資産となり、唯一の収益となる。 |
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バイ・アンド・ホールド |
Buy and hold
投資・購入した資産を長期にわたって保有し、短期的な売買を行わないこと。運用期間内にポートフォリオの組替えを行わず、保持しつづけること。その戦略。 |
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バイイング・クライマックス |
相場の上昇が続く中でヒステリックな買いによって短期問で起こる、最後の吹上げ的な急騰相場のこと。
後から振り返って、その後に大きな下落があると、その直前がバイイング・クライマックスであったといわれる。相場の上昇が続く中での大天井をつけるような買いのこと。この逆がセリング・クライマックス。 |
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パッシブ運用 |
Passive management
パッシブとは受動的という意味で、アクティブの反対語です。
アクティブ運用が「積極的な、つまり少しでも多く、より確実に収益を得ようとする運用」であるのに対し、パッシブ運用とは、「可もなく不可もなく、並程度のパフォーマンスを目指す運用」具体的には主としてインデックスファンドを指します。
インデックスの収益率は、定義によって「そのインデックスが代表している市場全体の平均的な収益率」になっているからです。資産を運用するのであれば、アクティブ運用を行って少しでも良いパフォーマンスを目指すべきでは?と考える方が多いと思いますが、アクティブ運用には市場(インデックスの収益率)を下回る確率が非常に高いのが実情です。
大半のアクテイブ運用は並みの成績すら上げれないのが悲しい現実なのです。さらに、取引手数料などの運用にかかるコストや、運用報酬などの投資家が払うコストもアクティブ運用のファンドの方が高額です。 |
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パフォーマンス |
Performance
資産運用の損益結果。 |
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パニック |
さしせまった危険の下で群集が合理的で適応的な協力行動をとらず、不遭応行動をとること。 |
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バリュー投資
(割安株投資) |
value investing
バリュー型の投資家は「株式市場のバーゲンハンター」である。
売りたたかれて当期利益や法人資産に比して割安になった株を好む。配当利回りが高いか、低PER(株価収益率)あるいは低PBR(株価純資産倍率)の株を買い付けるのが普通。
バリュー投資とグロース投資(成長株投資)は投資スタイルが正反対であることが多いせいか、業界での人気は回り持ちとなっている。
つまり、ある年にグロース投資が大流行したと思ったら、翌年にはバリュー投資が優勢になるといった具合。 |
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(ヒ) |
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標準偏差 |
standard deviation
過去のリターンのレンジ(最低と最高の幅)を見ることによって導き出されたファンドのボラテイリテイ(変動率)の尺度。標準偏差の値が大きいほど、潜在的な価格変動リスクが高いことになる。
例えば、ファンドの過去3年問の年平均リターンが12%で標準偏差が20の場合、12に20を足す、あるいは12から20を引けば、過去3年間の3分の2期間におけるファンドの最高リターンと最低リターンが分かる。
この場合、最高リターンは12+20=32%にあたる期間中のファンドの最高リターンと最低リターンが求める事が出来る。 |
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(フ) |
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フィナンシャル・タイムズ100種総合株価指数
(FT100) |
FT-SE100
Financial Times-Stock Exchange1OO-Share Indexの略。
ロンドン証券取引所に上場している時価総額上位100杜のインデックス。FT-SE250は、上位100社に続く大企業250社のインデックス。 |
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ファイナンシャル
プランナー(FP) |
financial planner
一種のファイナンシャルアドバイザーでパーソナルファイナンス(個人資産の運用・管理)のあらゆる分野に関する幅広い知識を有していることが理想。コンサルティング料だけ取るプランナーの場合、報酬源はクライアントだけである。
つまり、他から販売手数料や給与をもらっているわけではない。コンサルティング料と販売手数料を取るプランナーは、アドバイスやその他のサービスに対して手数料を取ったうえに、運用商品・保険商品の販売手数料まで取る。 |
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複利 |
Compound interest
一定期間毎に利息を元本に組み入れ、その元本に対して利息が計算されるもの(利息が利息を生むもの)。 |
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ファンダメンタル
分析 |
fundamental analysis
株価は将来的な利益や配当の見通しによって決まる、とするのがファンダメンタル分析の考え方。そして、企業の財務諸表や業界内での競争状態を調べ、株価の基となる企業の「内在価値」を見いだそうとするのがファンダメンタルアナリストである。
仮に企業の内在価値が株価を上回っているなら、その株は過小評価されていると言える。つまり、その企業には株価に織り込まれている以上の潜在収益力があるということだ。テクニカル分析では潜在収益力ではなく株価の動きに焦点を当てるが、ファンダメンタル分析はこれとは対照的なものだ。 |
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ファンドマネージャー |
Fund manager
投資信託や年金資産などを運用する専門家。 |
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ブル型ファンド |
先物の利用により、相場の上昇に対して2倍・3倍等の投資成果を目指すファンド。 |
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ブローカー |
broker
投資アドバイスを行い、株式や債券、商品、オプションなどの売買注
文を処理する人。
フルサービスブローカーやディスカウントブローカーなどの証券会社で仕事をしている。なお、証券会社のタイプは、委託手数料の額とブローカーからのアドバイスをどの程度受けられるかによって決まる。 |
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分散投資 |
diversification
資金を多種多様な証券に小分けして投資すること。分散して投資しておくと、個別銘柄や特定のセクターが値下がりしても、ポートフォリオがひどい痛手を受けるリスクを回避できる。 |
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(ヘ) |
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ベア型ファンド |
先物の利用により、相場の下落に対して1倍・2倍・3倍等の投資成果を目指すファンド。 |
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ペイオフ |
Payoff
2003年からは1000万円を超える預金は預けた銀行にもしものことがあった場合に保障されなくなる。
英語でペイオフとは仕返しをする。例をあげますと、あなたが預金をしている金融機関が破綻した場合、その金融機関にあなたが仮に2000万円の預金をしていても返ってくるのは1000万円の保険金が限度になるということ。
預けたお金はすべてが対象になるわけではありません。預金保険機構に加盟している金融機関の預金が中心ですが、最近銀行が扱い始めたMMFなどは、預金に似ていますが対象ではありません。
対象となる預金は、当座預金・普通預金・通知預金・納税準備預金・貯蓄預金・定期預金・定期積金・別段預金・元本補填契約のある金銭信託(貸付信託を含む)・上記の預金等を用いた積立、財形商品、ただし外貨預金および譲渡性預金は除かれています。
また、対象は一金融機関につき一口座ではなく、一預金者となります。対象となる金融機関は、銀行(都市銀行・地方銀行・第二地銀協地銀・信託銀行・長期信用銀行 等)・信用金庫・信用組合・労働金庫となっており、政府関係金融機関、外国銀行の在日支店は対象外となります。
今後は預金の金利のみではなく、破綻時に保護される商品なのかどうか、また、預け入れる金融機関の健全性はどうなのかなど、日頃から意識することが求められます。自己責任社会のひとつの象徴がペイオフなのです。 |
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べーシスポイント |
basis point
1%ポイントの100分の1、つまり、0.01%のこと。べ一シスポイントなら、利回りのわずかの差を表現するのに便利だ。例えば、「ある債券は他の債券よりも利回りが1%ポイントの10分の1だけ高い」と言うよりも、「ある債券は他の債券よりも利回りが10べーシス高い」と言ったほうがずっと簡単である。これは利率についても使える。例えば、利率が5%なら、4.5%のものよりも利率が50べーシス高いと言える。 |
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べータ値 |
beta
ベンチマークに対する投資対象のボラティリティ(変動率)を測定する尺度。
株式あるいは株式ファンドの場合は通常S&P500、債券あるいは債券ファンドの場合は財務省短期証券(TB)をベンチマークとする。ベンチマークのべ一タ値は常に1.OOである。そこで、ある株式ファンドのべ一タ値が1.OOとすると、その値動きはS&P500とほとんど同じように上下してきたということになる。
一方、ファンドのべータ値が1.25なら、上げ相場ではS&P500よりも25%大きく上昇し、下げ相場では25%大きく下落することが予想される。一般には、べータ値が高いほど、リスクも高くなるが、「決定係数」(アールスクエア=Rの2乗)が高くない場合は、べータの統計値は無意味となることもある。
なお、決定係数とは、投資対象のリターンとベンチマークとの相関関係の確かさを判定するもの。 |
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ヘッジ取引 |
hedging
コールオプション、プットオプション、空売り、先物取引などを駆使して、投資リスクの軽減を図る投資戦略。
ヘッジをかけておけば、現在出している利益を確定しておくのに役立つ。例えば、先物オプションを作っておく(買い建てておくか、売り建てておく)ことで、原物のポジションを相殺する。
つまり、ある証券を保有しているなら、それを先物で売っておく。あるいは、空売りした株のコールオプション(買う権利)を買っておく。
しかし、完全にヘッジしていまうと、損失の可能性もなくなるが、将来的な賭けのチャンスも失ってしまう。不完全にヘッジしておくことで、損失の一部を回避する可能性となる。 |
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ヘッジファンド |
hedge fund
富裕な個人投資家や機関投資家が所有している私募形式の投資パートナーシップ。
ミューチュアルファンドでは採用できないような積極的な戦略が認められており、空売り、レバレッジ、プログラム売買、スワップ、裁定取引(アービトラージ)、デリバティブなどを駆使した運用を行う。
ヘッジファンドは法律により投資家数を100人未満に制限されている。 |
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変動金利 |
金利情勢によって定期的に適用金利が変動するもの。 |
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ベンチマーク |
Benchmark
ファンドの運用成績を判断するために使われる基準のこと。投資対象によってベンチマークは異なる。日本株ファンドなどではTOPIXが使われる場合が多い。 |
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(ホ) |
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ポートフォリオ |
Portfolio
投資家による保有証券のコレクション。多種多様な証券で構成されているほうが投資リスクを最小限に抑えることができる。もともと書類挟みを意味した。 |
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ポラティリティ |
volatility
短期的に価格が乱高下するような証券あるいは相場の性質を表すもの。
証券やミューチュアルファンドの市場全体に対する相対的なボラティリティを測定する尺度にはべータ値がある。株価が乱高下するにはさまざまな理由があるが、企業の見通しが特に不透明、発行済み株式数が非常に少ない、すなわち流動性がない、などが考えられる。
べ一タ値も株やファンドに適用できるが、ミューチュアルファンドのポラティリティの測定には標準偏差のほうが広く利用されている。ちなみに標準偏差とはファンドの過去のリターンのレンジを調べ、ポートフォリオの最高リターンと最低リターンのブレの可能性を見ていくもの。 |
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